フイェからの道も丘、丘、丘の連続だが先日までの長いそして急な坂とは違い、短くかつ緩めの坂なので今日はずいぶん楽だった。両側に植えられたユーカリや松が絶え間なく香りを提供してくれていたのも気持ちよく走れたゆえんであろう。
ルワンダではビニール袋は禁止されており買い物をするとこの紙袋を貰える。
そして人々の明るい挨拶。これが私に与えるエネルギーは侮れない。こどもたちが道沿いに飛んでやって来て「ムジュングー!」と叫んで手を振る。時にはオプションで「マネー!」が付け足されたりもするが、極めて明るい。私が「ノーマネー」と言うと「ノーマネー」って言う。そして子供たち同士でケラケラ笑っている。
ザンビアあたりからたまに生じていた現象がある。中高生くらいの男の子を追い抜くと無言で私にピッタリ付いてくるのだ。軋む自転車を必死に漕いで。彼らの息が迫ってくる感じが私に恐怖心を与える。中高生くらいとは言え、無言で付かれると何か企んでいるのではないか、と疑ってしまう。
この現象がルワンダでかなり頻繁に生じるようになった。今日なんか6人程の肉食系無言男子にストーキングされた。気付いて振り向くが何も言わない。もちろん英語が話せないということもあるが(ルワンダは公用語が仏語から英語に5年前くらいに変わったが英語を普通に話せる人にはほとんどで会っていない。田舎の人はもう一つの公用語キニャルワンダを使っているのが現状だ)、せめて何か言葉を発してくれればこっちも気持ちが晴れるのに、にやと笑って再び自転車をこぐのに勤しむ。初めは私もだんまりを決め込むが気持ち悪いので「ハロー」というと嬉しそうに現地語を混ぜ込んだ英語で色々な質問をしてくる。そう彼らは私と話したくてこんな怪しげなストーキング行為なぞしていたのだ。もう言えばいいのにー。それにしても彼らの話したいという熱意は凄い。本当に見習わなければならないと思う。学校で習ったものを最大限生かそうという姿勢。頭が上がらない。小学生に入りたての子供ですらそうなのだ。夕方近いのに私に向かって元気よく「Good morning!」私もつられて「Good morning!」その後に「Good afternoon!」って言うと彼らも「Good afternoon!」と返す。面白いのは「Good morning」にclassを付けちゃう子。先生がいつも「Good morning class!」と言うもんだから付けちゃうのだね。分かるよ。こうやって習ってすぐに実践するから彼らの言語習得は早いのかもしれない。
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