ページ

Africa!

...

2014年9月8日月曜日

0908 卑怯者!

寝首を搔くなんて卑怯だ。エチオピアにはこんな卑怯者がうじゃうじゃいて困る。
お陰で体中、傷だらけ。特にパンツのゴムあたりと腕時計をしているあたり。何なのだ。コイツラは。姿が見えない奴に襲われている。しかし、先日そいつの正体を突き止めた。
体長3-5mm、小豆色、ミジンコみたいな恰好で、更にミジンコを正面から見つめた感じで両手でパチン!そうして潰れた形がこいつだ。更にとてつもない恥ずかしがり屋でめったに姿を表さない。布団に入ってじっとしていると、たまに何かが服の下で動いた気配を感じ、即座に服を捲くると見えたり見えなかったり。現在体には100個近い数のドット(見えぬ敵との戦いに敗れた痕)があるんじゃないか。そんなに戦っているというのに未だ姿を見たのは8回くらい。そして捕獲処刑まで至ったのは3回。まず姿を見てもその跳躍力で瞬時に姿をくらます。そしてはじめの頃はそいつの能力を侮っていて、普通の虫並みに潰せば潰れるだろうと思っていた。そうして何度か逃げられた。その形と、不気味なほどに丈夫な外骨格のため、山椒の実を潰して粉にする如くにすり潰さなくては敵は倒せない。外骨格が硬いというよりもゴムみたいなんだと思う。だから潰すときは景気のいいプチッという音が聞ける。プチプチを越えるプチプチ感だ。きっとプチプチ狂のあなたはハマるに違いない。
そんな彼女の名前はトコジラミ。南京虫、鎮台虫。今日も彼女らはベッドからベッドへ人という乗り物に乗って旅をする。
でも不思議なことにこのトコ ジラミちゃんエチオピアの人にはあまり悪さをしないみたい。宿の人に聞いても、えっ、何?性病?ご愁傷様〜。ってな感じだったから、おそらくジラミちゃんとは仲良くやっている模様。アジスのママによると日本人でも人によってはあまり被害を受けないようだ。おそらくベッドの中ではジラミちゃんも好いた相手にはついつい情熱的に活動してしまうのだろう。
でも私は君の事、好きじゃないから殺虫スプレーで、ごめんね、殺ってしまうよ。君の情熱に付き合っていたら眠れないもんでね。
そして例の如く殺虫スプレーをベッドにかけていたら、ベッドの下からワサワサと二種類くらいのゴキブリがワンサカ出てきた。かつてのトイレと比べれば小さい種だし、数も大したことないのだけど、まぁベッドに寝るのにあまり心地良ものでは無いのだよね。
あー痒い。

0 件のコメント:

コメントを投稿