空腹に耐えかねて寄った店:ちょっと高かったが鳥の焼肉が旨かった |
色とりどりのプラスティック製品を売る: こうやって商品をまず買取り、それを売るという商売はどこでも見られる。 |
銃を背中に出勤
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まさかマサカMasakaまで来るとは思ってもいなかった。まことに下らないことで申し訳ないが、どうしてもこのダジャレを日本の誰かに言ってみたかったのだ。ウガンダには日本語発音的な地名がいくつかある。首都カンパラにはナカセロNakaseroなんていう熱い名前もある。ちなみにウガンダ人もLとRの発音が苦手なようだ。
なんでだろうか、協力隊で二年間日本を離れた時よりも日本が恋しく感じる。日本人と話す機会が全くないからだろうか。それとも一期一会の出会いに疲れが出てきているからだろうか。よくわからないが、森の香り、鳥のさえずり、虫の音、空の青さに日本を探している自分に気付く。日本の春の香りってどんなだったかなーなんて自転車をこいでいるからコケるんだ。ルワンダで中華料理屋をやっている中国のおじさんに強い親近感が湧いたのもそんな日本恋しさからくるものだろう。
当初の予定では半年でエジプトまで行くつもりでいたが、色々見たり土地土地の空気を味わっていたらエジプトまで着かずに半年過ぎてしまった。半年分の資金しかなかったので既に口座はぺしゃんこだ。かといってナイルの頭をつかまえられないのは悔しい。まだ時間はある。カンパラで何とかしようと考えている。できなきゃアウトだ。負けを認めよう。私は負け犬となって日本へ帰ることになる。
さてルワンダもそうだったがウガンダは養蜂が盛んなようだ。市場などでしばしば色の濃い蜂蜜を見かける。スーパーではなく市場のものは精製が粗いので何となく粉っぽさを感じるが味はコクがあっていい。養蜂場所はどこかに隠れているのであろうが、せっせと蜜・花粉採集をする蜂には今日は二度も鉢合わせてしまった。一回目は走っている時に前から飛んできたのが洋服に不時着し、ことなきを得たが、二度目の時は不時着地点が額であったために蜂の方がびっくりして刺し、でこっぱち。ミツバチは刺すと同時に自分の腹部の一部を針とともに切り離す。私の額に針の忘れもの。つまり人生一回きりの決死攻撃なのだ。まったく彼女に無駄をさせてしまった。おそらく彼女は針を失った腹部の疼きに耐えながら、人知れず息を引き取ることだろう。巣へは戻れずに。
彼女のように間違ったところで針を使わないように、日々考えて生きなければ。まぁ人間の場合は三本くらいは針があるだろうけど。。。
働きもしないでブラブラしている人間が針をいつ使うんだ?という突っ込みを受けそうなので今日はこれくらいにして巣に帰ります。
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