背中が大きいぜ、マダム |
グリーンの壁に重そうなナマコ形の苦瓜が黒々と点在し、風に揺れている。
そのグリーンカーテンで作られた日影がうちのウサギ達の住処だ。
日中は野放しで、日影のコンクリートに腹這いになり茹だるような夏を何とかしのいでいる。
写真のウサギ(タマ)は昨年二羽の子供を産んでいる。
その二羽は巣立っていった。
私は見ることができなかったがコーヒーカップに入ったり、相当かわいかったらしい。
さすがに二羽の仔を育てただけあって、野良猫にちょっかい出したりとなかなか肝が据わっている。
そしてもう一羽(ココア)は学生時代から共に生活してきた、相棒である。
もともと捨てられたか、脱走して動物園に保護されていたウサギをいただいた。
正確な年齢はわからないが、だいたい8歳くらい。もうおばあちゃんだ。
不在だった2年の歳月でずいぶんお尻が重くなった。
ぽてぽてした感じがまたいいのだが。
この二羽の性格が違っていて面白い。
彼らの日陰をおじゃまして自転車の修理をしていると「何してんの?」と言うように近寄ってくる。
これがタマ。
そんなのお構いなしに寝そべって自分の時間を優雅に流しているのがココア。
野良猫に対しても敢えて自分から飛び込んでちょっかいを出すのがタマ。
逆にちょっかい出されて、「鬱陶しいわねぇ」と白を切るのがココア。
ホットとクールな関係。
2羽仲良くぐで~んとコンクリートで涼んでいる姿を見るとこっちまで幸せになれる。
また一年後に元気な姿が見られればいいが。。。一年はウサギからしたら長い。
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