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2015年1月18日日曜日

コースの紹介

まずヴィパッサナー瞑想をするにあたり、すべての生徒はシーラ(sīla)と呼ばれる道徳律を与えられ、それを十日間厳守させられる。

五つのシーラ
1. いかなる生き物も殺さない。 
→冬のため殺せるような虫はいなかった。手に着いた細菌類、またうんちと一緒に毎日大量に排泄される腸内細菌たちはどうなのだろう、これこそジェノサイドじゃないかと夜眠れぬ一因となった

2. 盗みを働かない。 →普段の生活でもまずしないだろう。

3. いかなる性行為も行わない。 →異性とは隔離されているのでするとしたらホモセクシャルか。言葉のない性行為とは新たな地平が見えるに違いない。あ、一人ですりゃ言葉はいらないか。

4. 嘘をつかない。 →言葉を発してはいけないので、嘘をつくにはかなり高度な技術が要求される。自分に嘘をつかないということか。

5. 酒や麻薬などを摂取しない。 →酒はともかく麻薬は普段もしないでしょう。

このように五つの戒律とは言うが、さほど難しい規律なわけではない。普段の生活をしていればちょっと努力するだけで守ることができる。

さらにこれらの規律の他に、
6. 話してはいけない
7. 食事は正午以降取らない(林檎とポップコーン、茶類のみ)
8. 起きているうちは極力瞑想に励まなければならない

があり、これらの方が個人的にはきつかった。

そして以下が一日の時間割。
________________
  4:00      起床のベル
 4:30  -  6:30  ホールまたは各自の部屋で瞑想
 6:30  -  8:00  朝食と休憩
 8:00  -  9:00  ホールでグループ瞑想
 9:00  -  11:00  ホールまたは各自の部屋で瞑想
 11:00  -  1:00  昼食と休憩
  12:00  -  1:00  指導者との面談
  13:00  -  14:30  ホールまたは各自の部屋で瞑想
 14:30  -  15:30  ホールでグループ瞑想
 15:30  -  17:00  ホールまたは各自の部屋で瞑想
 17:00  -  18:00  お茶と休憩
 18:00  -  19:00  ホールでグループ瞑想
 19:00  -  20:15  ゴエンカ師の講話
 20:15  -  21:00  ホールでグループ瞑想
 21:00  -  21:30  ホールで質問の時間
 21:30      就寝 / 消灯
__________________合計すると瞑想時間は10時間以上になる!


これらを十日間行い、自分とひたすら向き合うことで潜在意識の中にある様々なしがらみやしこり(サンカーラ)を取り除いていこうという試みの練習が行われる。
実際はこの十日間は瞑想のやり方を教わるだけで、それで自分の中の問題が解決されるわけではない。瞑想を継続的に行うことが大事だという。

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