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2014年8月26日火曜日

0826 他園の花

アジスのママの家は温かかった。
物理的な暖かさよりもなんだか色々な人々の幸せが詰まった温かさがあった。隊員同士で結婚し日本に住んでいる夫婦の幸せそうな写真や隊員の近況報告の葉書、子供達からのバースデーカード、家族の写真。。。そうした一つ一つのものに対してコメントするママの本当に嬉しそうな顔が私の心にある何かを少しずつ温めた。
人の幸せを喜べる人になりなさい。いつだったか、また人生のどのステージで誰から聞いた教えだったか忘れてしまったが、いつだって心掛けてるんだけど実際なかなか難しい。人の幸せを喜ぶには人の痛みや苦労を知らなければならないし、自分だって不幸や苦しみのどん底にいては喜ぶのは難しい。人の幸せを心の底から喜ぶには多くの学びと少しの余裕が必要なんだと思う。そうして人の幸せを喜べた分だけ自分も幸せになれる。そうして得た幸せこそが揺るぎない本物の幸せなんじゃないかな。湿った紙に墨汁を一滴垂らした時の様な、じんわり広がりのある幸福。中心の外側も染めるような幸福。
自分の庭の福寿草が咲くのをじっと待つのもいいが、知り合いの庭で咲いたら喜んでそれを愛でに行くのも、春うらら、いいものであるのに違いないのだけども。人の心は万事が万事、春うららではありませんでなぁ。四季があるのもまたいい事であるのに違いないけれども。

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