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2014年6月7日土曜日

日本では。。。

なんか最近は日本のことに関する記事が多いのに気付いた。内省に向かっている時期なんだろうか。今日もそんな記事で退屈かもしれないが許してほしい。

アリフは大学で日本の文化を学んでいたので日本のことをよく知っている。たまに日本人の私も知らないことを聞いてくるので、自分が日本人なのか自信がなくなってくる。これはもっと日本のことを知ろう!という気持ちを起こしてくれるので、今まで日本に住んでいながら日本のことに対してあまり興味がなかった私にはいい薬だ。

そんな中で一つ感じることがある。日本は○○だよね?と聞かれるときに感じる違和感。例えば日本のラーメンは白く濁った豚骨スープでしょう?日本人の性格はシャイでしょう?日本人は酒を飲むのに氷を入れないでしょう?などだ。
いまだに日本には侍が闊歩していると信じている人もいると聞く
一方で日本人が抱いているアフリカの人々も古いものが多かったりする


豚骨以外にもラーメンの種類はたくさんあるし、まったくシャイじゃない日本人もいるし、濃い目に作られていて氷を入れて飲むお酒もある。

外国人にとってある国を解するのは非常に困難だ。なぜなら国というのは複雑な個人の集合体で、それが作りだす文化や歴史はとても○○ですと簡単に表現できないからだ。日本人の私ですら日本というものがよくわからん。そんなだから外国人は日本の事をもっとわからないに違いない。

南アフリカで働いていたときに気付いて反省したのだが、人がある文化に入るとその文化を簡略化または要約して理解しようとする傾向が少なからずある。アリフも日本というものについてその要約を行っているに過ぎない。

私自身も今まで通った国の人々を表現しようと誰かに説明したともあった。しかしそれは難しいと何度も感じては断念し、そしてまた懲りずにそれを繰り返した。ブログでも表現しようとしたが、結局できずに私の出会った人々をそのまま描くことに力を入れてきた。極力主観を入れずに。

日本人として「日本は○○でしょう?」への答えにはたいへん窮することが多い。例えばそれは住む場所によっても変わるし、主義信条によっても違う。だからおそらく知れば知るほど日本って○○?の質問にはますます困るのじゃないかと思う。まだあまり日本を知らないから悩みも少ないが、歳を重ねて自分の国を知って行けば悩み多き日本人になるに違いない。

悩める日本人、あぁなんか理想の日本人だ。

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