別の大口荷物用の窓口から自転車アンドリュー(どういう経緯でつけた名前か忘れた)が無事に出てきた。
空港でMTNの一番安い電話を買う。
R170(1700円くらい)。
携帯にプリペイドのポイントをチャージしていると、空港に配属されている軍人さんが、話しかけてきて「ジュース代をくれ」という。
おっ、いきなり南アだ!と思って、しばらくいろいろ話を聞いている。
ただで上げるのも嫌なので「国道をプレトリアまで自転車で走って大丈夫か?」と聞いてみる。
なんだかわからないんだろうな、という様子満々で「大丈夫さ」とか言ってくれる。
信用ならん。そもそも金をせびってくる軍人に信用などない。
「また戻ってくるからジュース代をくれよ」と言ってきた。
なんだろう、久しぶりの南アのせいか、あの「裏切られる感じ」を味わってみたかったのだろうか、彼の言葉に賭けてみたくなった。
あの何とも言えない感じを久々に味わってみたかったのだ。
そしてしばらくいろいろ準備をしていたが、軍人はもちろん帰ってこず。
あぁ!これだよ、これが南アだ!再び三か月前の記憶が蘇ってきた。
さぁ、これから始まる南ア、気合を入れるか!
さて本格的に自転車で走れるか聞いてみることに。
タクシー乗り場に行くとワラワラと人がまとわりつく。
自転車で国道を走れるか聞いてみると、
「この国道はフリーウェイだから車以外は走っちゃだめだ、捕まるよ」というではないか。
でもタクシーに乗せようという魂胆かもしれない。
少ししつこく、本当?本当?と聞いてみると、あきれた素振りを見せるので本当なのだな、と悟った。
まぁ確かに日本の高速も自転車は入れないからなぁ。
仕方なくタクシーを使うことに。
次は値段の交渉だ。
もちろん観光客と思って高めに吹っかけてくる。
以前使ったときの値段まで下げようと思って、こっちも別のを使うからいい、というと、あっさり値段を下げてくれた。R380
たぶんもっと下げられたな、と思いながら自分の甘さを思う。
車のところに行こうとすると、なんかよくわからないのがぞろぞろ荷物を持ち始め着いてくる。
「あ~来なくていいから!」と言っても聞かない。
「運んでもお金払わないから」と言っても聞かない。
案の定車に着くとお金を要求してきた。
「払わないといっただろう」というと。
「ジュースだけ」と人のきわどいところを突いてくる。
いや、ここで負けてはだめだ。と思い、サヨナラを言う。
さぁいよいよ始まるアフリカ。楽しみだ。
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