根っこが生えた。尻からも足の裏からも精神までも。どんどん伸びて太くなり、ウガンダの地に根付いてしまいそうだ。
いかん、これ以上いてはいかん!今引っこ抜かないと色んなものが肥大して抜けなくなってしまう。
さて今が抜き時だ。ほーらほら今まで地面に隠れていた瑞々しい白い根っこが。ほら抜けた、と思ったら自分の日焼けが色落ちした太ももだった。三カ月でここまで色落ちするとは安物の色Tシャツじゃないか。
レストランで働き始めて早くも三カ月が過ぎた。人の回転は以前書いたように早かったが、その中でも明るいスタッフと冗談言い合って笑い、ときには真剣に話したり、変な旅人を本当に温かく迎え入れてくれた。またウガンダで働く日本の方にも色々気を使ってもらってとても有難い日々だった。
今まで何度となく別れを経験してきたがいつもその時その時に感慨深いものがある。そろそろ長く居続けられる場所を探したくもある自分がいる。がことはそう簡単には運ばない。ような気がする。
しかしここでの出会いが将来どのような形となって現れるのか楽しみであることは疑いようがない。
薄汚く汚れた雑草を拾ってくれ、また素晴らしいし水と栄養を与えてくれたアリフには感謝してもし尽くせないだろう。
相変わらず旅の資金はカツカツだが何とか大陸縦断はできそうだ。
これから先、どのような出会いが待ち受けているのかと思うと出発前の夜は眠れない。
世話になった全てに静かに感謝する時間に使えば眠れぬ夜もまぁ無駄ではないか。
どうもありがとう。
ウェイターと。
ありがとうございました or 禿げる前に一矢報いる?
マネジメントと。
シェフと。
シェフたちと。
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