C19(Sesriem to Solitaire): not bad, gravel, sandy but you could find the way to go easily, some sharp stones may cause going flat tire.
Solitaire: You can find a lodge, Campsite(NS100 p.p.) with a bar, shop, petrol st.
霧集め君がテントのそばをウロウロしている眩しいばかりの朝だ。
破壊力のあるボコボコ道に備えてパッキングをあれこれ考えていたら出発が遅くなってしまった。
しかも出発直後にパンク。ここへきて初めてのパンクである。
よくぞここまでパンクなしだったと我が相棒を褒めていた矢先だった。
少し空気圧が下がっていたのに加え、石を勢いよく踏んでしまったためだ。
スネークバイトと呼ばれるフレーム(リム)がチューブを噛んでできる二つ穴パンクだ。
まさに毒蛇の牙にやられたような跡だ。
炎天下のもと、加えて軽快に飛ばして砂埃を舞い散らす車を横目に修理していると、チリンチリンと音がする。
ふと目を上げると、似たようないでたちの西洋人がいるではないか。
ドイツから来たウィリアムだ。彼はカイロから下ってきていた。
私が辿るであろう道のほぼ逆だ。
彼の洗練された旅のスタイルやパッキングに感心しながら聞き入ってパンク修理に身が入らない。
結局1時間半も炎天下のもと話し込んでしまった。
それにしても彼は底抜けに明るい人だった。
私は水がなかなか手に入らないと言って焦っていたが、
彼ときたら、水なら車で走っている観光客からもらえるよ、みんないっぱい持っているから、
ボトルにたくさん注いでくれる。とケラケラ笑いながら言う。
そんなさっぱりした明るさを持っているのだ。
彼ならどんな困難も笑い飛ばせそうな気がした。
この日は今までになく、酷暑だった。
30分くらい走ると喉が渇いて一日で4リットルくらい飲んだ。
暑くて自転車に取り付けてあるボトルの水がお湯になる。
暑いときにお湯を飲む気持ち悪さにはウィリアムも辟易していた。
水で濡れても数分で乾く。
途中有人のキャンプサイトがあったので水を補給しようと顔を出すと、
キンキンに冷えた水をもらえた。最高にうまい。
そんなこんなで比較的道の良かったセスリム~ソリテアは一日で行くことができた。
ソリテア(Solitaire)は名前の通り、他から孤立した街だったが、今までのほとんど何もない町よりも人も多くにぎやかだった。
その名前に憧れて期待していたが、外した。
キャンプ場にはバーも付いている。
辺りの様子を窺おうと、ガソリンスタンドの男と話をする。
結構このゲストハウスやガソリンスタンドで働いている若者が住んでおり、あまり安全でないようなことを言う。
それから狩猟して生活しているナマ人もいるそうで、物騒だと言っていた。
どこまで本当かは定かではなかったが、観光地なので一応キャンプ場に泊まることにした。
そして何よりこの先が長いので水の十分な補給と英気を養う目的もあった。
キャンプ場の隣にはクジャクもいたり、夜にはヤマネコのような尻尾の長いネコ科の動物が私のテントの上に現れたり、動物でにぎやかだった。
眩しいにゃ。目が細くなっちゃうにょん。
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